11月
すっかり紅葉した
日々変わる
山の色
だけど
山は変わらない

masaも変わらない


「起こされて 寒き夜中に 豆を挽く」

「紅葉散る 公園に寝る 人と鳩」

「それぞれの 昨日はきのう 小春なり」

「白と黒 香箱ふたつ 日向ぼこ」

「家路なる 影の長さよ 日の詰まる」

「繰り返す 深き絶望 蓮枯れて」

「瞬きの 間に白き 息は落つ」

「意味の無い 言葉喚きて 冬来たる」

「瞬きの 間に白き 息は落つ」

「意味の無い 言葉喚きて 冬来たる」

「昼の月 白菜畠を 照らしをり」

「ラヂオより 達郎の歌 暮れ早し」

「迷ひ猫 抱きて北風 しばし止む」

「乞う声の 故郷と違う 冬の猫」

「悪戯が 良き子に見ゆる 七五三」

「本を閉じ ベンチに置きぬ 冬うらら」

「賑やかに 牡蠣喰ひし夜の 遠きかな」

「神は何故 悩みのほだを 休めずや」

「冬蜂の まだ生きるなら 我もまた」

「もういいよと 云うまで生きたき 根深汁」

「メール無き 今宵はせめて 河豚の鍋」

「この道の 北風も闇より 立ち出る」


10月・目次12月

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送